こんにちは。今日も平和に平屋暮らしのKyon-peaceです。
以前の記事の中でも「焼杉」「焼き杉板外壁」とか当たり前に書いていましたが、どうもこの焼杉というのは西日本独特のものらしいですね・・・。子供の子供のころから当たり前に見てきた外壁材なので、てっきり日本全国普通に使われているものだと思ってました。
ということで焼杉についての説明や、その中でも自分が選んだ焼杉がどんなものだったかを紹介していこうと思います。
焼杉とは

焼杉とは文字通り、表面を焼いた杉板を使った外壁材です。
あえて板表面に炭化層をつくることで防虫・防腐効果で耐久性が高まり、結果としてサイディング等よりも長持ちしメンテナンス性に優れます。また、炭化層内に極小の隙間ができるため断熱性に優れています。真っ黒ですが、実際真夏に触ってみても熱くて触れないということはありませんでした。
焼き方にも種類があり、機械やバーナーで表面を薄く焼き、性能とコストを両立したものや、「三角焼き」という古くから使用されている伝統的な焼き方で厚い炭化層を形成し、耐久性の高い焼杉を作る方法もあります。ただこちらは手間がかかるためお値段高めです。
自分が感じた焼杉のメリット・デメリット
製造方法やメーカーによってそれぞれ特徴などはありますし、それはそのメーカーのwebサイトで見る方が詳しいかと思います(笑)ので、ここでは自分が感じたメリット・デメリットをご紹介。
焼杉のメリット
①カッコいい・美しい
これが選んだ理由のほぼメインと言っても過言ではないくらい。ただただカッコいい!
単に真っ黒というだけではなく、自然素材である杉の表情が焼杉になってもなお1枚1枚見えるため、単調にならず自然で美しい見た目になりました。
また、自然素材特有の経年美化によって味が出てくるという変化も楽しみの一つです。
②汚れが目立たない
実は塗り壁も検討していたりはしましたが、雨だれによる汚れやカビなんかで黒くなっているのを目にする機会が多くそこがネックでした。その点、そもそも真っ黒の焼杉は少々のことでは汚れが目立つことはありません。
③メンテナンス性が良い
杉でできた板が貼ってあるだけなので、もし一部が傷んでしまってもその板を貼り替えるだけでよく、家全体の塗装を一気に塗り替えたり、全てのパネルを貼り替えたりする必要がなく、意外と経済的だったりします。
時間が経つにつれ炭化層が薄くなり下地の色が出てくるはずですが、それも「経年美化」と捉えるならメンテナンスフリーですし、どうしても気になる場合は黒く塗ってしまうことも可能です。

こちらは15年近く前に建てられた知人の家ですが、黒く塗っただけで板自体は全く問題なかったとのことです。むしろ、膨張と収縮を繰り返したことで木目が浮き出てきて、味わいのある外壁になってきたとのことでした。
焼杉のデメリット
①イニシャルコストはちょっと高い
焼杉外壁を選択したことで、比較検討していた塗り壁(ベルアート)と比べ、家全体で100万円ほどコストアップしてしまいました。
ただ、ベルアートが耐用年数(6~9年)なのに対し焼杉が30~50年、条件によっては100年もったりすることもあります。塗り替えには一般家屋で60~100万円程度(足場が必要な場合はもっと)掛かりますし、この差額が大きすぎるということはないと思います。
②蜘蛛の巣が目立つ
あまりデメリットが思い浮かばなかったので、割としょうもないことですが、蜘蛛の巣を張られると黒バックに細い糸が良く目立ってしまいます。
我が家が選んだ焼杉
中本造林 Nブラック
我が家が選んだ焼杉は、広島県にある「中本造林」の「塗装Nブラック」という商品です。
表面を焼き、浮造り加工したものに塗装をした商品です。焼杉って「汚れそう」というイメージ持ってる人が多いかと思いますが、塗装をしていることで自分が想像してたより全然汚れません。結構強めに指でこするとちょっと汚れるくらい。
設計士さんからは焼いた後に2回塗装して耐久性を上げた「塗装BB」を提案されていましたが、厚い塗装によるテカテカ具合が自分の理想と違ったため、マットで落ち着いた風合いの「Nブラック」を選択しました。
結果的にこちらの方が理想とする中村好文さんの山荘のイメージに近く、大正解でした。

危うく・・・

こだわって選んだ「Nブラック」でしたが、ある日建築中の現場に届いた焼杉(ブルーシートの中)を開いてみるとなぜか「塗装BB」が・・・。慌てて問い合わせると発注ミスだったそうで、大工さんに聞くと翌日くらいから貼り始める予定だったらしく、危うくテカテカの家になるところでした。頻繁に現場に行っていて良かった・・・と実感した日でした。
「現場を訪れる重要性」についてはまた記事にしたいなと思います。

まとめ
建築時のコストを抑えることを重要視される方が多く、敬遠されがちな焼杉ですが、長い目で見ると非常にコスパに優れた外壁材の一つだと思います。
最近は日本各地のメーカーさんが色んな種類の商品を出しているようなので、気になった方は是非調べてみてください!




コメント